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ベルフォア

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火災や地震など、災害が発生したら時間との戦い。東京海上日動が提携する、世界的な災害復旧専門会社・ベルフォア社の「早期復旧支援サービス」は、特殊技術を使って、火災や水害などによって汚損した設備機器の腐食進行を抑制する処置を実施。従来は新品交換する以外に方法がなかった機械、設備などを罹災前の機能・状態に修復し、迅速な事業再開を支援します。その特殊技術は、東日本大震災で被災した工場の復旧作業においても大きな功績を残しました。
※このサービスは、企業財産包括保険、超ビジネス保険(財物)、企業総合保険にご加入の企業様がご利用いただける、東京海上日動だけがお届けできるサービスです。

こんな課題でお困りの方へ
  • 万が一のために備え、災害復旧対策をしておきたい
  • 今の災害復旧対策に不安がある
  • 罹災した場合の復旧コストを抑えたい
  • 罹災しても、早期に事業を再開したい

ベルフォア社がもつ特殊技術

ベルフォア社は、火災・水害・化学物質漏洩事故による機械・電子機器の復旧を手がける世界最大の災害復旧専門会社。災害現場の状況に応じて、独自開発の特殊な汚染除去手法や化学洗浄剤を駆使し、設備を新品交換することなく早期復旧を実現する技術を持ちます。

1.独自開発の化学洗浄剤を使用した汚染除去術

機械・電子機器が罹災した場合、機械・電子機器に付着した汚染物質の種類、濃度に応じて約50種類のケミカルを使い分けて汚染を除去。なお、機械・電子機器の分解・組み立て・試運転はお客様や当該設備メーカー様の指示の下で行います。

1.独自開発の化学洗浄剤を使用した汚染除去術

2.すす除去フィルムSRF

独自開発のケミカルを混合した液体「SRF」を使い、汚染を除去する技術。すすなどで汚損した壁面や天井面にSRFを塗布して乾燥させるとフィルム状になり、剥がすと汚染物質がフィルムに吸着されて除去されるという仕組みです。

2.すす除去フィルムSRF

SRFの塗布からフィルム剥がしまでの工程が実質2~3日で完了するため、工期短縮に貢献します。また、水を一切使用しないため、廃液処理や階下への漏水リスク対策が不要なことが特長です。

3.超音波洗浄(サビの除去)

水漏れや汚染物質によってサビが発生してしまった金型や金属パーツなどを、独自開発したサビ除去剤を使用した超音波洗浄により短時間で修復します。大型のもの、複雑な形状のものであっても対応が可能です。

3.超音波洗浄(サビの除去)

復旧作業の手順

復旧作業の手順

STEP1 災害汚染確認

簡易検査によって災害現場の汚染範囲を特定する「汚染マップ」を作成します

STEP2 緊急安定化処置

被害の拡大防止のため、腐食・サビの進行抑制処理を行います

STEP3 最適な復旧計画のご提案

ベルフォア社が設備メーカーや清掃会社などの関連会社と協力し、業務の早期復旧のために最適な手段をご提案します

STEP4 ベルフォア社による本格修復&機械設備メーカーによる修理・交換

被害の程度により、それぞれの組み合わせで対応いたします。

ベルフォア 導入例

case1 クリーンルームの火災

<罹災直後の状況>

  • クリーンルーム内のウェットベンチから火災発生。複数のクリーンルームにすすが充満し、建物とすべての設備が汚染されていた
  • ベルフォアが現地を確認したところ、すでに一部の罹災設備にサビが発生していることが判明。修復の対応が遅れるとさらに被害が拡大する可能性があった

<対応>

  • 罹災設備のサビの進行を食い止めるため、緊急安定化処置を実施。また、クリーンな環境に移設し湿度管理をすることで二次汚染・サビの進行を予防
  • ベルフォアの調査により、火元付近以外の設備は、汚染除去により十分修復可能とわかったので、独自開発したクリーンルーム専用の汚染除去剤で、クリーンルーム室内・什器のすすを除去

<対応後の状況>

  • 緊急安定化処置を施し、サビの進行を食い止めていた罹災設備を本格修復
  • 設備の交換を最小限にとどめることで、罹災後16日で修復作業完了。「1か月以内にライン再開」というお客様の要望にも応えられた

case2 コンクリート造りビルの火災

<罹災直後の状況>

  • コンクリート造りビルの3Fテナントのテラスで火災。3Fテラスから6Fまでの壁面が重度のすすで汚染された
  • 通常は高圧洗浄機ですすを落とした後に再塗装して復旧させるのが一般的だが、水を使用するのは排水処理コストがかかり、階下への漏水リスクも高い
  • 通常の復旧方法では、足場を設置してから最低2週間の工期が必要

<対応>

SPFの原液をスプレーガンやローラーで塗布。すす汚染が重度だったため、これを2回繰り返した

<対応後の状況>

一般的な方法に比べて、1/2未満の期間で作業が完了

case3 東日本大震災の津波による浸水

<罹災直後の状況>

  • 大手製紙工場の基幹工場が津波で最大8m浸水。1Fに設置された電気設備が甚大な被害を受け、生産活動が完全に停止
  • 震災直後でさまざまなインフラが整わず、莫大な量の電気設備が海水漬けに。自社の力だけでは、効果的な復旧方法を見つけられない状態
  • 全ての電気設備を交換するためには、莫大な費用と時間が見込まれる

<対応>

  • 3月17日~現地確認、31日~被災企業様および同社の協力会社様とともに修復作業開始
  • 電子機器、電気室の精密洗浄、サビ除去の超音波洗浄といったコア作業をベルフォアが実施。前工程、後工程は協力会社様メインで実施

<対応後の状況>

  • 実質98日間で修復作業完了。「工期の短縮には、ベルフォア社の計り知れない功績があった」とコメントをいただけた

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サービス提供会社

東京海上日動火災保険株式会社

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