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4回連続で不採択……5回目の挑戦で事業再構築補助金の採択を勝ち取った逆転ストーリー

  • 更新日:2023/01/12
  • 投稿日:2023/01/12

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「これから補助金を申請する」「補助金で不採択となり改善方法を模索している」といった方々に役立つ、補助金採択までのストーリー。今回は、補助金の不採択を4回受けてもめげず、補助金の採択を勝ち取った個人事業主のインタビューをご紹介します。

この記事でわかること
  1. (補助金申請までの背景)コロナ禍で受注の柱だった展示会ができなくなる
  2. 3回連続の不採択に「正直、諦めていた部分もあった」
  3. 補助金・助成金の支援サービスを利用して状況が好転し始める
  4. 4回目でA判定。選択枠を変更し、予算を下げて再挑戦を決めた
  5. 事業再構築補助金の申請に取り組むにあたって

(補助金申請までの背景)コロナ禍で受注の柱だった展示会ができなくなる

洋服制作の事業を展開する高田誠さん(仮名)が、補助金の申請に踏み切ったきっかけは、新型コロナウイルス感染症の流行による経営不振でした。それまで卸売り会社向けの展示会を定期的に行うことで売上を確保してきましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により展示会開催が難しくなったのです。

洋服制作業のかたわらファッション関係の専門学校の講師もやっていた高田さんは、新たな事業展開として、以前から温めていた「販売・展示・アトリエの3機能を兼ね備えたプラットフォーム型の自社店舗」立ち上げを決意ファッション好きのクリエイター同士の交流を通じ、様々なイノベーションを起こすスペースの提供に着手します。ずっとやりたかったこの企画を実現するために事業再構築補助金を申請しました。ここから先の展開については、ご本人へのインタビューでうかがいましょう。

3回連続の不採択に「正直、諦めていた部分もあった」

―事業再構築補助金に申請したものの、1回目は不採択だったそうですね。どんな理由での不採択になったのでしょうか。

不採択時に事業再構築補助金の事務局から、改善点を教えていただきました。多くの改善点を指摘されましたが、大きなものとしては、SWOT分析が不足していることですね。「強みと弱み、市場の機会、脅威が明確ではない」といったコメントをいただきました

そのほか、デジタル技術の活用が足りていないほか、差異化ができていないといった指摘を受けました。

―その後、内容をブラッシュアップしながら事業再構築補助金に再申請、再々申請しても通らなかったそうですね。それでも諦めなかった理由は何でしょうか。

正直、諦めていた部分もありました。それでも、何とか諦めなかったのは、知り合いに事業再構築補助金に通った人がいたからです。

補助金・助成金の支援サービスを利用して状況が好転し始める

―身近に成功事例があったから、心が折れかけたけれど、なんとか踏みとどまったというわけですね。4回目の申請から「補助金・助成金は自分で申請できる」をコンセプトとした経営者支援サービス「JSaaS(ジェイサース)」(※)を使われたわけですね。JSaaS事務局からはどんなアドバイスがありましたか?

その時点で、事業計画書はおおむね出来上がっていました。それをベースにしながら「ここを変えた方がよいのでは?」といった数多くのアドバイスをいただきました

具体的には、加点項目に従い抜けていたデータを付け足したり、競合他社のデータ分析を深掘りしたりしました自分たちで気づけないなと思ったのは、想定ターゲットのニーズのリサーチですね。

たとえば、私では、「ファッションが好きな人」というあいまいな定義のターゲットしか想定できていませんでした。JSaaS事務局にもっと詳細な全国を対象にしたリサーチをしていただき、それをデータとして盛り込んだりしました

(※)「補助金・助成金は自分で申請できる」をコンセプトとしたSaaSサービスです。採択事例のダウンロードや解説動画の視聴、コンサルタントへの個別相談が可能です。ご希望される方へは、会員価格で申請手続き代行もご利用いただけます(株式会社ライトアップ提供)。

4回目でA判定。選択枠を変更し、予算を下げて再挑戦を決めた

―ただ、4回目でも不採択だったそうですね。心が折れそうになりませんでしたか。

いえ、むしろ可能性を感じました。なぜなら、4回目の申請内容をもとにした評価で事業再構築補助金の事務局からA判定をいただけたからです。事業再構築補助金では、事業化点と再構築点という2つの観点で、A~Cの3段階の評価を知ることができます。過去4回の審査結果で徐々に判定が上がってきていたので、改善の方向性として間違ってないと確信しました

―A判定によって、あと少しで通るという気持ちになったわけですね。5回目の補助金申請に向けて、どんな改善を行いましたか。

これまでは通常枠で申請をしていましたが、JSaaS事務局からアドバイスをもらって、回復・再生応援枠で申請をしました。採択金額は下がってしまいますが、通常枠よりも採択率が高いからです。実際、第6回公募では、通常枠よりも20%以上採択率が高かったみたいです。計画書の内容以外での改善点は自分では思いつかなかったと思います。

―この改善によって5回目の申請で採択を勝ち取ったわけですね。この補助金採択をきっかけに今後、どのようにビジネスを展開していきたいですか。

そうですね。補助金を受けられたことで新しいビジネス展開が見えました。補助金は自分たちのためだけに使うのではなく、社会のため、未来のためになるようなビジネスに役立てることが大事と思っています。以前からずっとやりたかった「ファッション好きの若者が集まるプラットフォーム」の構築にようやく取り組めます。日本のファッション業界の未来を照らすような事業へとしていきたいと思っています。

―将来的に、「あの補助金を受けられたから、今のビジネスモデルがある」といった風になればいいですね。今回はほかの経営者の参考になる体験談をありがとうございました。

事業再構築補助金の申請に取り組むにあたって

今回ご紹介した事例以外にも、様々な業界で事業再構築補助金の採択事例があります。

※受給額は概算です

東京海上日動の「助成金・補助金診断システム」では、Web上で簡単な質問に回答いただくだけで、今回ご紹介した事業再構築補助金以外にも、受給できる可能性が高い助成金・補助金を無料で診断することができます

あわせて申請フローなどについてのオンライン個別相談(無料)や、JSaaSを活用した採択事例ダウンロードや解説動画の視聴、書類作成などの申請手続き代行(有料)もご利用いただけます。以下のバナーからお気軽にご活用ください

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執筆プロフィール
株式会社ライトアップ
「全国、全ての中小企業を黒字にする」をコンセプトに、助成金・補助金診断システムをはじめとしたITサービスを開発・提供します。

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