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従業員エンゲージメントとは?向上のメリットやポイントを解説

  • 更新日:2024/01/12
  • 投稿日:2024/01/12

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近年、定着率や生産性向上を図るために、多くの企業が従業員エンゲージメントの向上に取り組んでいます。これから従業員エンゲージメントを向上させたい企業は、どのようにして取り組みを進めて行けばよいのでしょうか。本記事では、従業員エンゲージメントとは何かをあらためて解説するとともに、その向上のメリットや取り組みのポイントをご紹介します。

この記事でわかること
  1. 従業員エンゲージメントが注目されている理由
  2. 従業員エンゲージメント向上のメリット
  3. 従業員エンゲージメントを向上させるための3つのポイント
  4. 従業員の声を集めて、最適な取り組みを実施!

従業員エンゲージメントが注目されている理由

従業員エンゲージメントの向上は、生産性や定着率の向上など企業にさまざまなメリットをもたらすとして近年注目されています。

少子高齢化による労働人口の減少や働き方の多様化を背景に、今後ますます人材確保が困難になると予想されます。獲得した優秀な人材が自社に定着するには、企業と人材とのつながりを強めていく必要があります。

また、限られた労働力で自社の持続的発展を目指すためには、生産性向上への努力が欠かせません。従業員エンゲージメントの向上により、従業員は自ら業務の改善や効率化に取り組むようになり、生産性が向上するとされています。

従業員エンゲージメントとは

そもそも、従業員エンゲージメントとは、従業員が企業の理念やビジョンに共感したうえで、企業の発展のために自発的に貢献しようとする意欲のことです。日本語では、「愛社精神」や「愛着心」ともいわれます。

従業員エンゲージメントが高い社員は、企業を信頼しており帰属意識が高いという特徴があります。

従業員満足度との違い

従業員エンゲージメントと似た言葉に、「従業員満足度」があります。従業員満足度とは、福利厚生や職場環境などに関する従業員の満足度を表す指標のことです。

従業員エンゲージメントが従業員の企業に対する理解や貢献する意欲を表すのに対し、従業員満足度は会社の居心地のよさに重きを置いた指標です。従業員満足度の向上により、従業員エンゲージメントと同様にモチベーションの維持・向上や定着率の向上を図れます。

ただし、従業員満足度には理念やビジョンなど、企業の方向性への理解が含まれていません。自社の方向性を理解したうえで自律的に貢献しようとする従業員を増加させたい場合は、従業員エンゲージメントを向上させる取り組みを進めましょう。

従業員エンゲージメント向上のメリット

従業員エンゲージメントが向上することで、企業は次のようなメリットを享受できます。

(1)従業員の離職率が低下する

従業員エンゲージメントが高い状態の従業員は、企業への信頼度が高く、その企業に貢献しようと懸命に動きます。企業理念やビジョンへの共感・理解もあるため、将来的にもその企業で活躍する自分をイメージしやすくなるでしょう。これらのことから、従業員エンゲージメントの高い従業員を増やすことで、離職率の低下を見込めます。

(2)生産性向上が期待できる

従業員エンゲージメントが高い従業員は、自ら率先して業務効率化に取り組もうとします。企業への貢献につながる業務改善・業務効率化への取り組みを進める従業員を増やすことで、会社全体の生産性向上が期待できます。

(3)人材確保の面でも有利に働く

従業員エンゲージメントの高い従業員が多い職場は、業務へのモチベーションの高さから活発な議論やコミュニケーションが行われる傾向にあります。意欲的な既存従業員の姿は、入社を検討している求職者にとって魅力的な存在です。

また、企業への貢献を考え自律的に動く従業員が増加することで、職場の雰囲気も改善される可能性があります。離職率の低さも求職者へのアピールポイントとなり、人材を確保しやすくなる可能性があります。

従業員エンゲージメントを向上させるための3つのポイント

では、従業員エンゲージメントを向上させるために、企業はどのような取り組みを進めていけばよいのでしょうか。ここからは、従業員エンゲージメントを向上させるための3つのポイントをご紹介します。

(1)経営理念やビジョンを共有する

経営理念やビジョンは、会社の将来の方向性を示すものです。これらを共有することにより、会社全体の思想や将来に向けての取り組みを理解・共感した従業員は、会社の利益向上や業績向上のために自身は何ができるのかを考え、行動する傾向にあります。

経営理念やビジョンは社内報で定期的に周知するほか、ミーティングなどで伝えましょう。

(2)適切な評価や報酬の仕組みをつくる

人事評価や報酬の仕組みがあいまいな企業に対して、従業員は不信感を抱きやすくなります。公平で明確な人事制度をつくることにより、自身の評価への納得度が高まるだけでなく、よりよい評価を得ようと高い貢献意欲を持って業務に取り組めるようになるでしょう。

適切な人事評価制度とあわせて、従業員自身が納得できる適切な人材配置や、貢献度に応じた賞与制度をつくるなどして、従業員エンゲージメントの向上を図ることが大切です。

(3)働きやすい職場づくりをすすめる

従業員エンゲージメントを高めるためには、労働環境の整備が重要です。労働時間や休暇制度、福利厚生制度などを見直しましょう。

従業員の心身の健康を維持・向上するために、ワークライフバランスを整えることも大切です。プライベートでリフレッシュする時間を設けることで、業務にも集中して取り組めるようになります。働きやすい環境が整った企業で働くことにより、企業への貢献意欲が向上しやすくなります。

従業員の声を集めて、最適な取り組みを実施!

従業員エンゲージメントを向上させるこれらの取り組みを実施するために、まずは従業員の状況を把握するために従業員の声を集めてみましょう。

さまざまな制度をつくり、見直し、労働環境を整えても、従業員が求めているものとは異なる可能性があります。従業員エンゲージメントを向上させるには、従業員が必要とする施策を実施することが大切です。

東京海上日動のウェルビーイングナビは、独自のアンケートで従業員の状況を可視化できるツールです。ウェルビーイングナビの活用によって、従業員の声から会社の課題を可視化できます。

持続的発展のために定着率の向上や生産性向上を図りたい企業さまは、ぜひ活用をご検討ください。

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執筆プロフィール
BUDDY+編集部
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